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サノクミ先生の“法”言エッセイ 法LAW記 弁護士 佐野久美子

お世話になりました

皆さまに、「はじめまして」という表題で、この欄でごあいさつしてから、2年が経ちましたが、このほど、顧問契約期間が満了しましたので、3月末日をもって、貴会との御縁が終わることになりました。

丁度2年間、この欄にエッセイを掲載させて頂きましたが、それも、今回で終わることになります。法律に関わることをテーマにするとしても、日々の弁護士としての仕事とは少し異なる、エッセイを書くという仕事は、楽しくもありましたが、正直なところ負担感があったことも事実です。テーマさえ決まれば、あまり時間をとられることはありませんでしたが、この「テーマを探す」作業が結構大変だったのです。

もともと雑文を書くことは嫌いではありませんでしたが、法律に絡んだテーマをエッセイとして取り上げるということになりますと、法律的に誤ったことを書く訳にはいきませんので、テーマを決めるまでに時間がかかったということです。毎月、原稿の締め切り日が近づきますと、何を書こうかと考えながら、法律雑誌や判例に目を通してみたり、或いはその頃に受けた相談事例、更には、裁判官時代に出会った事件の中で、何かしら心に残っている事例、新聞で問題とされることの多い事例を思い浮かべるなどしながら、一般的によく問題となり得ることをエッセイのテーマとして選んできたつもりですが、上述の供給源の中で最もテーマとして取り上げることが多かったのは、やはり毎月1回の法律相談日に、皆さまから相談される事柄からのものでした。離婚給付や遺言、相続などについては、いずれも何回かのシリーズにしましたが、皆さまのご相談が比較的多い分野だったからです。

ただ1つ、このことはお伝えしておきたいと思うのですが、このような形で法律にからむエッセイを書くことで、そのテーマに関する一般的な論点や判例の動きなどについて、確認し整理する機会を頂いたという気がしております。負担感はありましたけれども、意味のある時間であったと思っています。

以上は、専ら本欄に関することを書いてきましたが、この2年間、貴会にとっては、大変大きな事件であった労働関係事件に関わらせて頂き、何とか解決に至ることができました。解決に至りますまでには、様々なことがありましたが、会員の皆さまのご協力のおかげでございます。

いろいろと本当にお世話になり、ありがとうございました。

また、事務局の皆さまには、締め切りぎりぎりに本欄の原稿をお送りして何かとご迷惑をおかけしたことのほか、法律相談日の変更などでもご迷惑をおかけしましたが、いつも何も言わずに手配してくれました。

お世話になりました。心から感謝しております。

最後に、貴会のますますのご発展を願っておりますことをお伝えして、ペンをおくことに致します。

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