兵庫県行政書士会とは

ごあいさつ

兵庫県行政書士会 会長

大口 晋

「書類」といえば、行政書士、「見える化」のプロ、行政書士

そうだ、行政書士に相談しよう!

平素は、行政書士の活動並びに兵庫県行政書士会の運営にご理解とご支援をいただき厚くお礼申し上げます。

行政書士は、皆さまからの依頼を受け、官公署に提出する書類その他権利義務又は事実証明に関する書類を作成することを業務にしています。

では、書類とは何のためにあるのでしょうか。それは、その方の意思や物事などを「見える化」をしてくれるものだと思います。

行政書士は、プロとして、書類を通じて皆さまの暮らしやその事業の「見える化」を行い、社会の課題解決に貢献しています。

たとえば、外国人材の受け入れに必要な外国人の方の活動内容や地位の「見える化」は「在留資格認定証明書交付申請書」、相続に関する思いや約束の「見える化」は「遺言書」や「遺産分割協議書」、発注者を保護できる建設業者である能力の「見える化」は「建設業許可申請書」、事業承継に必要な会社の能力の「見える化」は「事業計画書」・「財務諸表」や「知的資産報告書」、場所や空間の「見える化」は「平面図」や「見取り図」など、さまざまな書類で行政書士は「見える化」を行っています。

書類といえば、紙に書かれたものだけでなく電磁的記録もあります。これから、官公署への申請は、パソコンやスマートフォンなどを通じて行われる手続が主になります。したがって、行政書士がデジタル・ガバメントの中心的な役割を果たすことになります。もうすでに入札の電子申請、会社の電子定款の認証手続、自動車保有関係手続ワンストップサービスなどは、行政書士が中心に支援しています。

業務が弁護士法、税理士法など他の法律において制限されているものについては、行うことができませんが、それ以外の暮らしや事業の中にある書類の多くは、行政書士が支援させていただくことができます。

また、行政書士は、書類の作成やその相談を行うだけではありません。

行政書士が作成した官公署に提出する書類の許認可などに関する審査請求、再調査の請求、再審査請求などの行政庁に対する不服申立ての手続の代理をすることができる特定行政書士制度がスタートしています。

さらに、兵庫県行政書士会では、法務大臣の認証を受けた民間紛争解決手続による和解の仲介を行う機関として、行政書士ADRセンター兵庫(認証番号:第111号)を設置しています。この機関は、兵庫県内の外国人の職場環境・教育環境に関する紛争、自転車事故に関する紛争、ペットに関する紛争、ならびに居住用賃貸物件に関する敷金返還または原状回復に関する紛争に対して裁判外の解決を行っています。

このように、行政書士は、皆さまから必要とされ続けるために、そして信頼され続けるために、さまざまな社会問題解決に向けて、身近な街の法律家として活動を行っています。

暮らしの困りごとや事業の課題などについて、お近くの行政書士をご活用いただきますようよろしくお願い申し上げます。

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